[ブリュッセル 24日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長は24日、バイオ医薬大手の米モデルナと最大1億6000万回分の新型コロナウイルスワクチン供給契約を締結すると発表した。

モデルナは先週、新型コロナウイルスワクチンの後期臨床試験(治験)で94.5%の効果が確認されたとする暫定結果を発表した。

フォンデアライエン委員長は「新型コロナワクチンを確保する新たな契約を明日承認する。これによってモデルナが製造したワクチンを最大1億6000万回分購入する」と述べた。

ワクチンがEUの規制当局によって承認されれば、EU各国の政府が購入する。

納入時期は不明。ワクチンは2回に分けて投与されるため、8000万人分となる。

契約条件は明らかにされていない。

EU当局者は先週、モデルナのワクチン価格について1回当たり25ドル未満にすることを求めているとしていたが、モデルナのバンセル最高経営責任者(CEO)は22日、注文量に応じて政府に対し1回当たり25─37ドルを請求すると述べた。

欧州委の広報担当は価格についてコメントを控えた。

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