米政府、政権移行作業を承認＝トランプ氏、敗北は認めず―「国益のため」と軌道修正

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• 武貞 秀士

  拓殖大学大学院 客員教授

  ・2020年11月24日

  トランプ大統領が「国の最善の利益のために」手続き開始をＧＳＡに勧めると表明。最後まで「アメリカ・ファースト」を追求しているという語り口になっている。
  米国大統領選挙で政権が交代する結果が出たあと、その後の作業がどう推移するのかについていろいろなことが判明した。すなわち、
  （１）米連邦政府一般調達局（ＧＳＡ）長官は、大統領選の結果を認定する立場にはない。
  （２）現職大統領が敗北した場合、当人が敗北を認めるかどうかは、米連邦政府一般調達局の判断には影響しない。
  （３）大統領が交代する場合、米連邦政府一般調達局（ＧＳＡ）が大統領選挙当選者に政権移行作業の開始を認める。政権移行チームには連邦予算から移行作業に必要な資金を支給する。