習氏、TPP参加「積極的に検討」 APEC首脳会議
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注目のコメント
これは典型的な、中国特有の米国への当てつけの政治的ポーズ。
額面通り取って真面目に論じるのが大間違い。
RCEP署名で「多国間主義と自由貿易の勝利でもある」と成果を誇示して、あたかもその盟主であるかのように振る舞う。その延長戦の言動。
ところが自由化の実態はRCEPの中身を見ればわかるように、TPPの水準からおよそかけ離れて低いレベル。
国有企業改革など体制に関わる改革が必要になって、現実にはおよそ無理なのは明らか。
三軍の選手に一軍でのプレーができるのでしょうか。
ただ逆にバイデン次期政権にいい刺激になれば面白いが。元々は中国を入れない仕組みを作るといって日米が始めたTPPが、アメリカの離脱によって中国が入るという余地が生まれた。非常に象徴的な動きだが、果たして中国が真面目にTPPの水準に合わせて国内制度を変更するつもりがあるのかが見どころ。
「TPPは対中包囲網」と言うファンタジーを頑なに信じている人が多くて驚く。あり得ない。
NPでは、いや日本では、専門家までもがこれなのですか?
・TPPにより、どこがどうやったら包囲網とやらになるのか、心象論の域を出ないものが殆ど。
・そのような妄言を信じる人の多くは「民主党政権は媚中政権!」とディスるが、TPPは民主党政権が強烈に進め、当時の自民党は猛反対していた事実を無視している。
・1軍と3軍等の謎のレッテル貼りをしているが、個々に協定があるだけであって、相互の便益の結果に過ぎない。
・TPPにアメリカが仮に加入していれば、果たして尖閣諸島に人民解放軍の戦艦が来なくなっていただろうか?より厳しい日米FTAを締結しているのに?
実態は、アメリカの農業界・保険業界から要請を受けたオバマ政権が、民主党政権の日本に対して自由貿易の名を借りて、TPPの枠組みで関税・非関税障壁の撤廃を求めたもの。
何故ならトランプ政権がTPPから脱退した理由は「TPPの枠組みでは、自動車業界がダメージを負う」と言うもの。TPP加盟国で、アメリカの自動車業界にダメージを負わせるのはどこの国ですか?
この事からも、対中包囲網ではなく、上述が目的である事は明らか。
従ってトランプ政権は、TPPの条件に"加えて"、自動車業界にも配慮し、TPP脱退により損失を被った農業界のために"更に"農業界にも配慮された日米FTAを締結させた。
日本の外交はぼろ負け。このあたりの経緯はトランプ氏がまさに誇らしげにTwitterで実況してくれていた。
それを覆い隠すようにわざわざ「TAG」等という謎の言葉遣いまでわざわざ創り出したのが日本の外交。
国民を煙に巻く気満々じゃないですか。
これが「対中包囲網」とやらの実態。
これを見て、中国共産党は「おおー、じゃあウチも」って当然、なりますよね。
なんせ、コロナ騒動渦中にも関わらず、頑なに習近平来日を諦めなかったのはむしろ日本側ですよ!?
対中包囲網?なんですか、それ。
中国共産党に有利なように条件変更されていくのは自明です。
「自由貿易と言うものは、言葉で言うほど自由ではないのでな」
Libraryな関係は良い自由だが、Freeな関係は余り良い自由ではない事が多い。Free-Trade は経済学者以外にとって好ましく無い場合の方が多い。