新着Pick
152Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
こういう取り組みへの見返りは、実は消費者レベルではちょっと微妙です。このお店は脱炭素だから行こう、とか、この商品は低炭素だからもっと高い値段でも買おう、という行動は一部の消費者には見られますが、全体ではまだまだ少数です。ここに、サステナビリティーや脱炭素をどのように戦略に盛り込んでいくかの難しさがあります。

しかし、この先、サステナビリティへの取り組み無くしては企業もBtoBや投資家からの信頼を受けられなくなると思われますので、そちらの面でのベネフィットはあると思いますし、消費者も、ますますそういった目線でお店や商品を選んでいく層が大きくなるのではないかと思います。ただ、そういった選択はある意味ラグジュアリーなので、経済格差が開けば、安さを追求する層との二極化がもっと進んでいきそうです。
まず24時間店舗は本当に必要なのだろうか?
24時間のコンビニがそこら中にあるのは日本だけですが、海外で生活してみると無くても対して困らないことに気づきました。
太陽光発電のコストが下がってきたことで、店舗の屋上に太陽光発電を設置して自家消費すれば、電力会社から買っている電気代より安くなるケースが増えてきていることも大きいと思います。

環境価値もありますが、経済性の話になってきました。

コンビニは年間を通して電気の使用量が比較的一定(負荷率が高い)という特徴があるので、全量自家消費の太陽光発電を導入しやすい先になります。電気の消費量にムラがあると、作り過ぎた電気の行き場に困る問題が発生するのです(電池を併設すれば解決しますが、まだ高い)。
セブン&アイHDは、相対的にESGの感度の高い企業ですが、先般、米国でコンビニエンスストア併設型ガソリンスタンド「スピードウェイ」を買収しています。
この買収に対し、海外投資家や国内投資家からコンビニはいいがガソリンスタンドビジネスは、環境面を考えると評価できないとの声があったと言われています。
こうした背景もあり、明確な目標を設けたのだと思います。このような明確な目標を持つことは、マインドセットを変える意味でも意義があると思います。
セブン&アイと設備投資金額は2020年2月期で3600億円。5年間で1000億円なので、毎年200億円の投資になります。毎年5%前後をESG関連の投資にするようです。

https://www.7andi.com/ir/financial/segment.html

2050年で排出ゼロを目指すと言う事ですが、30年は企業として永遠に近い時間軸です。短期的に効果のあるものと長期的な実験を織り交ぜて投資をするのでしょう。つまり、年間の200億円の投資のうち、大半は省エネ8割(プラスチック削減、省エネ設備)、実験的取り組み1割(水素トラック)、広報価値の高い取り組み(コンセプト店舗や充電設備)くらいかなと。知らないですよ、私ならそうします。

ESG投資とか言っても、単純に省エネ投資に近いとは思います。しかし、それを2050年まで続けたら、大きな違いになっています。
塚田さんのおっしゃるようにまずは太陽光や蓄電の経済性。店舗光熱費、配達用動力源、そしてEV等への充電等を提供することで店舗採算がトップラインもコストもプラスになると踏んだと思います。やるべきことをきちんとやっている感じですね。
環境分野への投資は、短期・中期・長期に、結果として経営効率を高めることになると思います。
当然ですが、この投資をコストとして価格に反映することは、あり得ません。

お客様の環境問題に対する意識や行動変容には、時間がかかるものでしょうが、時間がかかるものほど、今からやらなければ、将来それをお客様の支持につなげることは、できません。

わたしは、組合役員時代、流通産業政策を策定した時に「消費者関与」という概念を提起しました。
「買い物を変えれば、社会は変えられる❗」です。環境問題への関心の高まりが、流通企業に対して、消費者が、買い物を通じて関わりを深めるというものです。この会社、このお店での買い物を通じ、関わりをもって環境問題に貢献したい。こんな時代を想起しました。
セブンは2001年からお弁当やおにぎりなどの冷蔵オリジナル商品から保存料、合成着色料を排除したが、それが理由でセブンを使う人は1割もいないだろう。同じ様に脱炭素への取り組みが理由でセブンを選ぶ人も少ないだろう。なので、とても立派な事である。
ESG投資が2019年3月時点で86.3兆ドル規模があると無視できない金額ですよね。投資家からの信用や投資をえるためにはこういった努力が出てくるんだと思いますが、結果社会が良くなっていくならその方がいいなと思います。
1消費者としては何も嬉しくない。
株式会社セブン&アイ・ホールディングス(英語: Seven & i Holdings Co., Ltd.、通称表記:セブン&アイHLDGS.)は、セブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、そごう・西武などを傘下に持つ日本の大手流通持株会社である。日経225及びTOPIX Core30構成銘柄である。 ウィキペディア
時価総額
5.12 兆円

業績