EU、洋上風力を25倍増へ 2050年に3億キロワット
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デンマーク、英国、ベルギーなどは風況に恵まれている上に日本などと違い遠浅なので洋上風力を作りやすいです。比較的深いポルトガル沖や北欧では浮体式の洋上風力も検討されています。
さらに重要なのはそれぞれ異なりますが欧州各国のタリフの仕組みが長期の投融資を呼び込める様に設計されているので投資判断がしやすいと思います。EUは電力の規格が統一されているので、域内で電力を補完しあうことができます。例えば、北海で風が吹いていなくても、バルト海で発電できれば、十分です。
これは、雨をもたらす積乱雲の直径が大きくとも2000kmくらいであり、つまり、2000kmくらい場所が離れていれば天気は変化するためです。
ヨーロッパの洋上風力発電と同様な取り組みは日本で可能か?と聞かれれば難しいです。
確かに日本は、2000kmくらいの東西南北の広さはあります(東京福岡が1200kmくらい)。しかしながら、電力の規格の問題で西日本と東日本とで、60Hz,50Hzで大きく違います。そして、その変換には大きなコストや設備がかかります。
早く、どうにかしてほしい。と思いますが、難しいですね。
それこそ、東日本大震災で、関東で計画停電が実施されたときにも、西日本の電気を回せなかったのも、その50Hz,60Hzの壁のせいです。