アクセンチュアが「デジタル」の専門組織を解消した理由
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DXは、データサイエンスやAIの話ではなく、顧客がデジタルネットワークの利用を当然とする環境において、自社の事業や組織を変革を目指すことです。
デジタル部門だけでは、どうしてもビジネス理解や組織理解が弱くなってしまうので、より統合的なソリューションが必要なフェーズになってきたことが専門組織を解消した背景だと認識をしています。マネジメントの交代などを機に大きな組織変更を行うのはアクセンチュアのお家芸で、私が入社する少し前は戦略グループは別切りでしたが、その後戦略グループと経営コンサルティンググループが同じ組織になり、また別組織にするという流れがありました。またある時はファンクションサイドに注力(これまでのような体制)し、ある時は今回のように産業サイドに注力するというのもよく見られました。
方向性としては素晴らしいと思いますが、アクセンチュアに限らず多くの経営コンサルティングファームでデジタル関連プロジェクトの増加による大量採用により、人材育成がパツパツとの声も聞きます。どこまでコンサルタントとして、デジタル人材としての能力をスケーラブルに維持、拡大できるかは多くのファームにとっての重要な論点だと思います。