巨額投資で経済成長押し上げ バイデン氏、景気回復を優先
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発想はいいのですが、手段が問題です。いま経済を押し下げているのは個人消費なので、投資で押し上げるのは限界があると思います。ましてや「巨額」財政支出ともなると、短期的なマーケットにはプラスでしょうが、長期的な成長率にはマイナスに働くかもしれません。
トランプ大統領も登場時の選挙公約で10年間に1兆ドルのインフラ投資を掲げ、その後1兆5千億ドルに増額する意向を一般教書演説で示していましたね・・・ 昨年は民主党が2兆ドルのインフラ投資を掲げトランプ政権と“前向き”に協議を重ねて来ましたが、財源をどうするかについて決着はつかなかったと記憶しています。民主党は法人や富裕層を対象に増税して賄おうとするのでしょうが、上院を抑えた共和党は増税や財源悪化に慎重で民間資金を活用したい立場でしょうし、独立したプロの集団である議会予算局はどのような議論をするものか。
トランプ大統領が登場した当時、日本にしきりに財政拡張をすすめたはずの「物価水準の財政理論(FTPL)」の提唱者、シムズ教授が米国で財政拡張に取り組むトランプ大統領の方向性にNoと答えたのがニュースになりました。インフレ率に多少の差はあるにしても、自国でやれないものを巨額の借金を政府が抱える日本に奨めるのは如何なものかと感じたのを覚えています。財政赤字が大きく膨らむ米国で、3度目の正直として巨額のインフラ投資が今度こそ進むのか。怖いもの見たさみたいな感覚で注目しています (^^;