2020/11/8

【竹中平蔵】日本企業の復活には「官主導の再編」が必要だ

片平 知宏
NewsPicks編集部 記者
今から15年前、菅首相が総務副大臣だった際に、総務大臣を務めていたのが竹中平蔵氏だ。
それからというもの、菅首相と竹中氏は近い関係を維持し、定期的に顔を合わせる間柄になった。
菅首相が10月16日に立ち上げた国の成長戦略を議論する「成長戦略会議」のメンバーにも竹中氏は加わり、政権のブレーンの一人とされている。
フェアな競争の促進、産業再編、東京の金融センター化…。竹中氏が主張する成長戦略と菅首相が打ち出す方針は、驚くほど一致している。
竹中氏の頭の中をのぞけば、今後の菅政権の方向性が見えてくるかもしれない。
今、日本経済の再生に向けて何が必要だと考えているのか。NewsPicksの独占インタビューでお届けする。
竹中平蔵(たけなか・へいぞう)/1951年生まれ。慶應義塾大学名誉教授、東洋大学教授。博士(経済学)。一橋大学卒業。ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て2001年、小泉内閣の経済財政政策担当大臣、金融担当大臣、総務大臣などを歴任。現在、パソナ会長、アカデミーヒルズ理事長なども務める。(写真:是枝右恭)

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