[ワシントン 4日 ロイター] - 米携帯電話大手TモバイルUS<TMUS.O>は、低所得層への補助を巡り同社傘下のスプリントに規則違反があったとされる問題で、2億ドルの制裁金を支払うことで連邦通信委員会(FCC)と合意した。米政府が4日発表した。

和解内容によると、スプリントは「ライフライン」と呼ばれるこの制度でサービスを受けていない顧客100万人以上分の政府補助金を受け取った可能性がある。

スプリント側はこの問題に気付かなかった理由について、ソフトウエアのプラグラムに不具合があったと説明した。

FCCは2019年初め、TモバイルUSと合併前のスプリントがライフライン制度を利用していない利用者約88万5000人について補助金を不正に請求していたとし、調査していることを明らかにした。