[ロサンゼルス 4日 ロイター] - 米大統領選に立候補していた人気ラッパーのカニエ・ウェスト氏は3日、自身に1票を投じた。7月に開始した選挙活動は不規則な言動ばかりが目立ち、勝つ見込みはほぼないが、民主党のバイデン候補の黒人票の一部を奪うとの観測がある。

ウェスト氏はツイッターに「人生で初めて大統領選に投票する。私が真に信頼する人物、つまり私に票を投じる」と投稿した。その後、投票時の動画も掲載した。

ウェスト氏の名前が投票用紙に記載されている州は少数で、フロリダやペンシルベニア、ミシガンなどの激戦州では記載がない。同氏はここ数週間、支持者らに、投票用紙に名前の記載がない地域で候補者を記入する欄を使って投票する方法を教えていた。

同氏の妻で有名女性タレント、キム・カーダシアン・ウエスト氏は夫への支持を公言したことはなく、3日も民主党の副大統領候補ハリス氏のメッセージをリツイートした。