GoToイートでも救われない外食チェーンの不満
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ホテルの宿泊予約と比較すると、200円程度の固定的な手数料は圧倒的に安いと言えます。(農林水産省のGoToEatサイトに飲食店予約サイトの手数料の掲載あり。宿泊予約での手数料は当方感触で10−15%程度)
一方でGoToトラベルでは自社サイトからの予約も認められていますので、ここは足並みが揃っていない感じています。GoToトラベルで自社サイトが認められているのだから、同じ仕組みでGoToEatも認めても良いのでは。
ところで、宿泊では「Best Rate Guarantee(最低価格保証)」など、コスト優位がある自社サイトにお客様を誘導する「Channel conversion」という戦略が考えられたものの、OTA各社に事実上封殺され「Rate Parity」と言ってどのサイトも同じ料金を出す必要が生じています。
飲食店にダイナミックプライシングの考え方が合うかどうかは分かりませんがGoToEat終了後に Channel conversion の戦略を実施することで、現状であれば飲食店の自社サイト予約を増やすことは可能ではないかと思っています。
少なくとも宿泊業界でも失敗を繰り返さないでほしいと思っています。東京以外では随時はじまっていますが、東京はまだ紙の食事券がはじまっていないのでオンライン予約サイトに頼らざる追えない状態です。変に0から予約サイト等を構築するよりは一定いいのかなとおもってしまいますが、登録に一定時間がかかるしRetty以外は手数料がかかるので不満もうなずけます。
11月20日から25%のプレミアが上乗せされた「Go To Eat(イート)」プレミアム付食事券が東京でも販売されるのでそれにより、外食産業はどう変わるかにもよるかなと思います。予約サイト経由で1000ポイントを使って平均客単価3500円の店に1380円で食事に来るわけですから、誰得というと送客手数料が手に入るグルメサイトですよねぇ。このGOTOイートの実態だと需要が正常に喚起されていないと感じるので、キャンペーン終了後に店側に危機が訪れることは予想できると思います。