オンライン授業は「悪」なのか 対面授業5割未満の大学名公表の波紋
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注目のコメント
> 小中学校や高校では対面授業が全面再開されているのに、大学が二の足を踏む背景には、クラスター(感染者集団)が発生した時のバッシングへの警戒感がある。
結局の所この問題が一番のネックになるので、大学的には少しずつオフライン化していくしかないのかなと思っています。
オンライン授業とオフライン授業のハイブリッドでやるべきだ、という議論がありますが、個人的には相当ハードルが高いかなと考えています。
1つの授業をある程度のクオリティを担保しながらオンライン・オフラインのハイブリッドで行うのは相当難しいし手間がかかります。PC置いて内臓マイクから適当に音拾うだけだとオンライン側のストレスがかなりある。
そして授業者がオフラインな場でやってると基本的にオンラインは置き去りになってしまいます。
オフラインで話をしながらオンラインにも目を配ってというのはかなり慣れが必要です。すぐにできることではありません。あと単純にノートPCとか小さいディスプレイのデバイスだと、立って話してるときに机に置いたままの画面を見ることが難しい。意外とこういうところにストレスの種があるのかなと思います。
解決するには、教員1人ですべてをやるのではなく、TAなどサポートできる人の体制を整える、しっかりとした機材を整えることがマストではないでしょうか。えーと、まず表題では5割となっていますが、本文では3割と。どっちなのでしょう、毎日さん。
オンライン授業はうまく使えば絶大な効果を発揮します。そこに行かなくても授業が受けられるのだから。もっと言えばコロナ前の大学教育では対面を強要してきたとも考えられます。大学教育とはそういうものだ、として。たとえば地方の高校生が東京の大学に出てくるにはアパートを借りて世帯を一つ増やさなくてはならないわけです。これはかなりの負担です。そしてそれを維持するためにアルバイトをしなくてはならなかったりする。このような時にオンラインで授業をうけられるのは悪いことでしょうか?どれほどの費用の節約ができるか。従来、そのような学生への光明がオンライン授業だったはず。スポーツ学生に対しても合宿や試合等で出校できない時にオンライン授業ならば、欠席せずに勉強が進められるわけです。
この記事からは5割か3割か分かりませんが、オンライン授業がダメな授業形態だと、間に合わせだと言わんばかりです。私は間に合わせのつもりで授業はやっていませんがね。例年の2倍以上は時間をかけて授業準備してますけど。
オンライン授業は使い方によっては絶大な効果があります。要は教員がオンライン授業をちゃんと使いこなせているかどうかであって、オンライン授業がダメなわけではありません。そこ間違えてはいかんと思いますが。学生とまともな話し合いが出来ない可能性が高い、人間関係が作れない可能性が極めて高い大学であると伝えるのは消費者(=受験生、学生)のために有益だと考える。
大学のオンライン授業を考える際に意識したいのは、とにかく学生側の疑問要望と大学からの答えが一致していない所。この記事もそう。
学生は設備や友人にあーだこーだ言っているのに、大学や学者は学習効果がどうだとか返す。
これでは議論にならない。
GIGAスクール構想なるものを掲げておきながら、反オンラインのような行動を取る文科省も理解不能だが、大学と学生の間で行われるオンラインに関する議論も理解不能だ。