[30日 ロイター] - ニュージーランドで今月の総選挙と合わせて行われた2つの国民投票の暫定集計結果が30日発表され、安楽死の合法化については承認される見通しで、嗜好用大麻の使用を認めるかについては反対がやや優勢となっている。

最終結果は11月6日に発表される。

選挙管理委員会によると、在外投票などの開票作業が今も続いている。安楽死の合法化はこのまま賛成多数で確定する見通しだが、嗜好用大麻については流動的という。

議会は最近、安楽死を認める法案を可決。国民投票の中間集計では賛成が65.2%強を占め、世界で7カ国目の安楽死容認国となる見込みだ。

議会が可決した法案は、余命半年以下の18歳以上の人が、医師2人が認めれば安楽死を選択することを可能にする。2021年11月に施行の予定。

選挙管理委員会によると、嗜好用大麻の使用・販売の合法化の是非を認める事案については、反対が53.1%で、最終的な結果はまだ見通せない状況。