[29日 ロイター] - 米動画配信サービス大手ネットフリックス<NFLX.O>は29日、米国内の定額サービスの一部料金引き上げを発表した。これを受けて、株価は3.7%高で引けた。

同時に2つの端末で配信を受けられる「スタンダード」プランは月額を1ドル値上げし、14ドルとし、端末数が4つに増える「プレミアム」プランは2ドル値上げし18ドルとした。

米国の利用者が対象の値上げは2019年1月以来となる。

一方、1つの端末だけに限定される「ベーシック」プランは8ドルに据え置いた。

同社の契約者数は今年序盤に、新型コロナウイルス対策で導入された封鎖措置の影響で急増。2020年末までに全世界の契約者数が2億人を突破すると見込む。このうち米国とカナダは7300万人になるとしている。

一方、ウォルト・ディズニー<DIS.N>の「ディズニー+(プラス)」やAT&T<T.N>傘下「HBOマックス」、アップル<AAPL.O>の「アップルTV+」など、競合社は増えている。