[ワシントン 29日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が29日に発表した9月の中古住宅販売仮契約指数は前月比2.2%低下の130.0と、5カ月ぶりに低下した。ただ、過去最低水準で推移する住宅ローン金利が引き続き販売を下支えしている。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は3.4%上昇だった。9月の低下は在庫不足が原因とみられる。

前年同月比では20.5%上昇した。

住宅市場は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で多くが失業したにもかかわらず、成長分野の一つになっている。郊外や人口密集地以外の住宅需要が急増。また、フレディマックによると、30年固定住宅ローン金利は平均2.80%で推移している。

今回の調査では、住宅建設業者の信頼感が10月に急上昇したほか、9月に一戸建て住宅建設と中古住宅販売が加速したことが示された。

9月の仮契約件数は北東部で増加する一方、中西部、南部、西部では減少した。