[パリ 29日 ロイター] - 仏高級ブランドLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)<LVMH.PA>による米宝飾品大手ティファニー<TIF.N>買収について、双方は若干引き下げた条件で合意した。両社が明らかにした。

修正された買収条件は1株当たり131.50ドルで、従来の条件の同135ドルから引き下げられた。その結果、買収総額は4億2500万ドル下がり、約158億ドルとなる。その他の主要な買収条件は、昨年11月の合意から変更はないとした。

競争当局からの承認はすでに下りており、買収はティファニー株主の承認を経て、2021年初めに完了する見通し。

改定後の買収条件に基づき、ティファニーは11月19日に1株あたり0.58ドルの四半期配当を実施する。

LVMHのベルナール・アルノー最高経営責任者(CEO)は声明で「我々はこれまでにも増してティファニーブランドの素晴らしい可能性を確信しており、次代のティファニーとその従業員にとってLVMHがふさわしい器であると考えている」と述べた。

*内容を追加しました。