【不動産】「MaaS×異業種」で新たな移動需要を獲得
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注目のコメント
NPのwoven cityの記事に触発されこの本読みました。
私の考察は以下の三点。
✔️仲間をいかに作るか。言うまでもなく異業種含めての仲間作り。
✔️ビジョンをいかに作って具体的、定量的なKPIを設定できるか。QOLという言葉は響きもいい便利な言葉だけど、人によってqualityの定義は異なる。
✔️ネットフリックスとかyoutubeというライバルをいかに克服するか。DXにより移動そのものが不要になった社会を前提として何ができるか。
beyond maasにおける各プレーヤーの動きがとても気になる。各プレーヤーが勝手に送迎サービスとかやりはじめたら、不便になりますよ。
プレーヤーの提供するサービスを利用するなら良いけど、移動だけしたい場合は使えない。
そういう時は従来の電車バスタクシーで良いと考えがちですが、それらは需要が減れば撤退してしまいます。
タダの移動手段に一定割合の客を持っていかれれば、そのエリアからは撤退していくでしょう。
公共交通は誰でもいつでも使える状態でないと便利ではありません。
目的に縛られてる移動サービスは、便利な公共交通機関たり得ません。
そういう意味では、ここで提唱されているMaasは、個別にはタダで移動できていいとおもえますが、俯瞰的な視点のない絵空事です。多拠点生活がもてはやされていますが、家族形態や働き方が多様になり、ファミリー世帯や都心通勤者というかつての標準的な世帯像が薄れてきているからこそだと思います。
一方、分譲住宅では、購入するきっかけは出産や子供成長などのライフステージの変化が多く、そういった人々は実家や知人友人、子供の友達や塾などのネットワークに囲まれた定住拠点が必要です。リモート●●で多少自由度が高まっても、フィジカルに友達と遊んだことの無い子供たちばかりの世の中はディストピアとしか思えませんし、顧客のニーズではないので、ありえない状況です。
なので多様性の1つとして多拠点生活にニーズは生じますが、やはり定住拠点も必要なす。
私の所属先は従来不動産会社なので、多拠点生活ソリューションに手を出すか思案のしどころですが、当社の顧客ニーズとは異なるので、ノウハウやブランド価値が通用しない新たな市場で戦うか悩ましいです。