[27日 ロイター] - 米交流サイト大手フェイスブック<FB.O>は、来月3日の大統領選を控え、27日から政治広告の制限を開始したが、民主・共和両党の選挙陣営からはシステム上の問題が起きているとの苦情が出ている。

同社は先月、偽情報の拡散を防ぐため、大統領選直前の1週間は新規の政治広告の受け入れを停止すると発表。すでに掲載されている政治広告については掲載を続けるが、内容やデザインの変更は阻止する方針を示していた。

だが、民主党候補バイデン前副大統領の選挙陣営は27日、フェイスブックでシステム上の問題が起きているとツイッターで批判。バイデン氏の報道官も、同陣営の複数の広告が悪影響を受けていることを明らかにした。

フェイスブックの広報担当は、ロイターの取材にコメントを控えているが、同社のプロダクト管理担当幹部はツイッターに、一部の広告が正しく表示されない問題を調査していると投稿した。

共和党陣営からも、一部の広告が正しく表示されないとの苦情が出ている。