[ワシントン 27日 ロイター] - 米ハーバード公衆衛生大学院の研究者は27日、マスク着用などの一連の防止措置を講じることで、航空機内で新型コロナウイルスに感染するリスクはスーパーへの買い物やレストランでの店内飲食よりも低いという研究結果を発表した。

航空各社がマスク着用を義務化し、機内の清掃・消毒作業や搭乗手続きを強化したことによって、利用客数を踏まえると「現時点で機内でのコロナ感染を示す証拠はほぼ存在しない」とした。

ただ、コロナ感染症発症前の人や無症状の人が感染に気付かずに航空機を利用するというリスクは存在するとも指摘した。

同研究は、米航空業界団体エアラインズ・フォー・アメリカが資金を提供した。