[ワシントン 25日 ロイター] - 米民主党のペロシ下院議長は25日、追加の新型コロナウイルス経済対策について、ムニューシン財務長官が最新案の文言を精査しており、26日に回答があるとの見通しを示した。

議長は、依然として合意の成立を楽観していると発言。11月3日の大統領選・議会選の結果にかかわらず、合意を目指していくが、できる限り早期の合意を望むと述べた。

議長はCNNとのインタビューで「早めの合意が望ましい」と発言した。

追加の経済対策を巡っては、議長とトランプ大統領が互いを非難する発言を繰り返している。

議長とムニューシン長官は、大統領選前の合意を目指し、追加対策を巡る交渉を続けてきた。対策規模は2兆ドル前後に達する可能性がある。

メドウズ大統領首席補佐官はCNNに対し、まだ最新の提案内容を見ていないが、下院の民主党が合意を妨げていると批判。「まだ法案さえ提出されていない」と述べた。

同補佐官は、上院の共和党とも連絡を取り合っているとした上で、共和党のマコネル上院院内総務は、合意が成立すれば上院本会議で審議し「通過させる」ことに同意していると述べた。