[パリ 23日 ロイター] - IHSマークイットが発表した10月のフランスの総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.3と前月の48.5から低下し5カ月ぶりの低水準となった。ロイターがまとめた予想(48.0)を下回った。新型コロナウイルスの感染再拡大で景況感が悪化した。

製造業PMIは51.2から51.0に低下。サービス部門は47.5から46.5に低下し5カ月ぶりの低水準となった。

フランスは感染者急増を受け今月、パリを含む主要都市に夜間外出禁止令を出した。

IHSマークイットのエコノミスト、エリオット・カー氏は「10月のPMIは感染者増加、それを受けた規制が事業環境にかなりの悪影響を及ぼしたことを示す」と指摘。

「感染者が急増している間は、企業の顧客は大規模事業にコミットしたがらない。しかし欧州の冬が急速に近づき、新規感染者が急速に減少したり経済活動が全面再開される可能性は低い」と述べた。