[東京 23日 ロイター] -

日経平均<.N225>

終値      23516.59 +42.32

寄り付き    23558.71

安値/高値   23469.13─23587.90

TOPIX<.TOPX>

終値       1625.32 +5.53

寄り付き     1625.65

安値/高値    1614.97─1628.47

東証出来高(万株) 96767

東証売買代金(億円) 19159.58

東京株式市場で日経平均は反発した。米国株式市場の上昇が好感され買い優勢となったものの、週末事情から売り買いともに手控えられ、模様眺めとなった。東証1部の売買代金は2兆円割れ。日経平均の1日の上下振れ幅は118円77銭と終始小動きだった。

22日の米国株式市場は反発して取引を終了。指標で労働市場の回復鈍化が示されたが、追加の新型コロナウイルス経済対策への期待が下支えとなった。

日本株も朝方から堅調にスタートし、主力の輸出関連株を中心に幅広く物色された。注目されていた米大統領候補のテレビ討論会については、終了後の見方はバイデン氏優勢で変わらず、これを受けて米株先物が底堅く推移したことが日経平均の支えとなった。ただ、週末とあって売り買いともに手控えられ、終盤まで大きな株価変動はみられなかった。

市場では「コロナ禍でも成長が見込まれる銘柄が一服する半面、厳しいとみられていた銘柄の上昇が目立つなど、物色面において内容に変化が感じられる」(野村証券・エクイティ・マーケットストラテジストの澤田麻希氏)との声が聞かれる。

TOPIXは、0.34%高で終了。東証1部33業種では、ゴム製品、空運業、鉱業などの上昇が目立ち、値下がり業種はその他製品など7業種にとどまった。東証1部の売買代金は1兆9159億5800万円。個別では、トヨタ自動車<7203.T>が堅調に推移したほか、ファーストリテイリング<9983.T>もしっかり。半面、任天堂<7974.T>がさえない。

東証1部の騰落数は、値上がり1096銘柄に対し、値下がりが989銘柄、変わらずが95銘柄だった。