【CEO】起業は「好きを仕事にする手段」元銀行員の新しい副業スタイル
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本業と副業の両立によって心の安定を求めている片口さんの生き方は、私のようなZ世代にとっての理想であると思います。読後に、自分本位で生きることが悪でないと肯定された気がして心が暖かくなりました。
“副業解禁”というワードがニュースのタイトルに並びはじめてからはや数年、旧態依然のワークスタイルにも少しずつ多様性が生まれてきた。本業とは別に副収入を得る、もしくはスキルアップなどを目的とし、複数の企業と雇用関係を持つ“副業サラリーマン”が増加しつつある。
副業がトレンドから文化に移行しつつある現在、SNSで副業の“べき論”が散見されるようになった。「本業あっての副業」「本業で成果を出せない状態で副業をすべきではない」といった声がしばしば聞かれる。
しかし、むしろ副業を人生の中心に置くスタイルで、自分らしいキャリアを歩むビジネスパーソンがいることもお伝えしたい。
製薬系商社・立山化成の営業マンとして働く片口陸さんは、グッズの企画から制作までを一貫して行うデザインスタジオ・R11R(アールイレブンアール)を“副業で”経営している。
「サラリーマンを辞めるつもりもなければ、会社の売上を伸ばしてお金持ちになりたいわけでも、広い家にすみたいわけでもありません」と語る彼の働くモチベーションは、「限りなくリスクを減らして、人生を楽しみ尽くすこと」にあるのだという。
アイドルに没頭するあまりに仕事を辞め、ニートになった過去を持つも、それがきっかけとなり会社を起業。「事業を拡大するつもりはない」というものの、今では数千万の年商を叩き出す敏腕経営者だ。
聞けば聞くほどユニークなキャリアを持つ片口さんの、副業で人生を味わい尽くすパラレルキャリアを紐解いていく。