[パリ 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は19日、新型コロナウイルス感染拡大で引き起こされている危機に対応するため、ECBは緩和的な金融政策を維持すると述べた。

ラガルド総裁はパリで開かれた会議で、「危機により経済はすでに変貌している。われわれは環境に優しく、知的で、デジタル化された成長の道筋を選択でき、ECBはこうした動きを支援していく。そして、経済情勢によって正当化される緩和的な金融政策を維持していく」と述べた。

また、ECBの1兆3500億ユーロの資産買い入れ枠のうち、約5900億ユーロがすでに実施されたとし、ECBの買い入れは長期金利低下の一助になっていると語った。