[上海 19日 ロイター] - 中国国家統計局が19日発表した9月のアルミニウム生産量は、前年比7.9%増の316万トンとなった。前月の317万1000トンからは減少したものの、日量ベースでは10万5333トンと過去最高を更新。価格の回復や新たな生産施設の稼働開始が寄与した。

アルミ価格は3月につけた4年ぶり低水準から持ち直し基調にある。上海アルミ先物<SAFcv1>は9月は1.3%安だったが、7月以降は2020年の平均価格を上回って推移している。

1─9月期のアルミ生産は2745万トンとなり、前年同期比で2.8%増加した。通年でも過去最高を更新する基調にある

銅、アルミなど非鉄金属10種類の9月の生産は前年比約7%増の532万トン。月次では過去最高だった。1─9月は前年同期比3.5%増の4518万トン。

非鉄10種には銅、アルミのほか、鉛、亜鉛、ニッケル、スズ(錫)、アンチモン、水銀、マグネシウム、チタンが含まれる。