2020/11/15

【藤原和博】隈研吾が「子どもたち」のために施したデザイン

藤原 和博
元リクルート 元杉並区立和田中学校校長
【藤原和博】史上初、隈研吾が設計した「公立校の新講堂」

隈研吾をうならせた「よのなか科」の熱気

市長と議長の合意を取り付け、隈研吾さんからも快諾を得た。
ここまできたら、あとはプロジェクトを前に進めていくだけだ。
藤原和博(ふじはら・かずひろ)/教育改革実践家。1955年東京生まれ。東京大学経済学部卒業後、リクルートに入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任後、1993年よりヨーロッパ駐在、1996年、同社フェローとなる。2003年より5年間、都内では義務教育初の民間校長として杉並区立和田中学校校長を務める。08〜11年、橋下大阪府知事(当時)ならびに府教委の教育政策特別顧問。著書に『つなげる力』(文藝春秋社)、『100万人に1人の存在になる方法・不透明な未来を生き延びるための人生戦略』(ダイヤモンド社)など。
2017年10月28日、隈さんに再び奈良に来てもらい、一条高校で私が土曜日に定期的に実施していた「よのなか科」の授業に登壇してもらった。授業のテーマは「隈研吾と一条高校の講堂建て替えを考える」だ。