[フランクフルト/デュッセルドルフ 16日 ロイター] - 英実業家サンジープ・グプタ氏が率いる複合企業GFG傘下のリバティー・スティールは16日、独ティッセンクルップ<TKAG.DE>に鉄鋼部門の合併を提案した。リバティーは鉄鋼産業の脱炭素化(グリーンスチール)実現を目指すという。

提案は拘束力がないもので、実現すれば欧州で4位と2位の鉄鋼メーカーの合併になる。提案内容の詳細は明らかになっていない。

グプタ氏は「欧州の鉄鋼の未来を信じている」と記者との電話会議で述べ、「グリーンスティールに投資することで、業界が変革し、長期的に繁栄できると考える」と期待した。

ティッセンクルップ株は一時23%上昇。同社は提案を慎重に検討するとした。