[東京 16日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅安の105円前半。アジア株安の下、海外市場で進んだ円安が反転する形となり、ドルは105.19円まで下落した。

ドルは朝方の高値105.43円から、午後にかけてじりじりと下落。円は他通貨に対しても堅調で、豪ドルは早朝高値の74円後半から前半へ下落。英ポンドも136円前半から135円半ばへ売られ、半月ぶり安値を更新した。

前日海外市場で株安が目立ったにもかかわらず、ドル/円が上昇したのは、円買いよりドル買いの勢いが勝ったため。対ドルの円売り圧力が波及する形となり、クロス円は安値から切り返したが、この日は戻り売りが活発となった。

市場では「英国の欧州連合(EU)離脱交渉、米国の追加刺激策協議の混迷など、市場変動が大きくなりやすいリスク」(外銀)をにらみ、円が買われたという。

きょうはこの後行われる英国とEUの離脱協議に関心を寄せる声が出ていた。EUは英国に譲歩を求めており、ジョンソン首相が方針を示す予定。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 105.24/26 1.1707/11 123.22/26

午前9時現在 105.35/37 1.1704/08 123.32/36

NY午後5時 105.44/47 1.1706/10 123.44/48