ジョブ型雇用の普及で、「正社員よりフリーランス」の時代はやってくるのか - 本当に生き残れるのはどちらか
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◆副業が増えるとフリーランスは自然と増える
フリーランスの定義が書かれていないけど、組織に属せずに仕事を請け負っている人とするのであれば副業をスタートすればその時点でフリーランスの仲間入りということになりそう。この記事でも「フリーランスは462万人。うち本業が214万人、副業が248万人」と記載があり、完全にどこの組織にも属さず個人で仕事を請け負って食っていける人(専業)よりも副業者が多いことがわかる。自分の専門性を活かして副業する場合、他の組織でも雇われることはまずない(二つの組織で雇われる)ので基本はフリーランスになる。今後は副業の増加とともにフリーランス人口も増えていくだろう。
記事中には「米国の労働力人口の36%を占めている。この中には副業している人も含まれるが、このうちフルタイムの専門家は19年調査より8ポイント増加し、36%を占める」との記載がある。フリーランスが定着している米国でもフリーランスの64%は副業者、日本も当面は副業フリーランスが増えていくとみるのが妥当だと思う。
副業フリーランスは増え続ける一方で専業としてフリーランス一本で食っていくのは難しい。この記事でも書かれたように福利厚生やセーフティーネット等を自分で確保しなければならない。これはなかなか大変で、そうした仕組みの整備が進まないと専業フリーランスになる人が爆発的に増加はしない。一定数が増えてくると仕組みやサービスが増えてくる。そう考えるとまだまだ過渡期なのかなと思う。
フリーランスが仕事を請け負う場合、個人から個人というのはまだまだ少ないのではと思う。企業が従業員に対して副業を可能にするということは、企業が外部のフリーランスに仕事を出すという可能性増え、そのことによる市場拡大が大きいと思う。つまり、個人/組織⇒組織⇒個人(フリーランス)という仕事の流れでフリーランスが請け負える仕事が増えるのだ。このサイクルが回るとフリーランスは増加するだろう。
その際に必要なのは専門性。高い仕事能力をもつ人のところに仕事の依頼は集まる。「本当に生き残れるのはどちらか」というこの記事のキャッチに対する回答は「高い仕事能力を持つ人」ということになりそうだ。これは、会社の売上を最大化させるゲームですと明確に詳細のルールを提示できるのであればジョブ型雇用は最強。まさに現在進行形で、プロ人材のマッチングプラットフォームを運営してて感じるのは、採用とは異なったマッチングの難しさがあると。
1番しっくり来た瞬間は、前職の上司を、クライアントに紹介した瞬間。一緒に働いていて全てを把握しているからこそ、案件の相談をいただいた際に、働いているイメージまで沸き、クライアントに定性面までイメージさせることが出来る。
逆にそれくらいまで働き手の事を知らなければ、ミスマッチが起きやすい領域だと感じる。