[15日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は15日、失業者や苦境に陥っている企業が追加支援を受けられなければ、米経済の回復は鈍化するとの見方を示した。

総裁はバーチャル討論会で、追加刺激策が無ければ「景気回復は今よりかなり低速でギシギシきしむようなものになるだろう」と語った。

追加支援がなければ破綻する企業が大幅に増え、不動産オーナーや金融機関にも悪影響が及ぶ可能性があると指摘。

職を失い、支払いが困難になっている消費者の苦境が経済の他の分野に波及する恐れもあると述べた。

「請求書の支払いができない人にとっては、追加的な量的緩和は失業保険拡充策の代わりは務まらない」とし、「議会のみが、小規模企業や職を失い苦境に直面している国民に直接の財政支援を届けることができる」と訴えた。

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