ドラッカーはなぜ、「世界標準の経営学」から忘れられたのか? 『世界最高峰の経営教室』課外授業(1)
日経ビジネス
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注目のコメント
(一部、抜粋)
恐らく、ドラッカーはとても核心的なことを言っているのでしょうけれども、因果関係には、あまり言及していません。
(抜粋終わり)
これは社会科学の研究をやっていたときに陥りました。というのは、X→YのXとYをどう捉えるか?という発想では無く、X→Yの因果関係に収まるような現象や事象を探す発想になってしまいました。
その方が研究らしく見えるんですが、現象の捉え方が浅いまたは一部に過ぎなかったりするので、仮説や結論の一般化が出来なくなり、~とは言えないというメッセージになってしまうのです。
これは個人的なものでは無く流行り病なのかとも当時思いました。分かりやすいメッセージにするため、因果関係に収まりやすい現象をチェリーピックして分かった気になるも、厳密に現象の全体集合を検証すると、まぁそういつたこともあるよねや、~とは言えないとなってしまう。
しかし、まだ~とは言えないと言ってくれるのはマシで、言い切ってしまっているようなものもちらほら見かけました。恐らくこのNPのにpickされている記事の殆どの主張やメッセージは、言い切り間違いになっている恐れが有ります。
なので最近は圏論なのかなと思って集合論からやり直そうとしてますが、この因果関係フレーム問題は、かなり深層心理に深く根付いてしまっている自分も居ます。効率化や情報化の悪い一面なのかもしれないと思う今日この頃です。研究手法の主流が定量分析に移ったことで、参照する研究者が減ったということなんですね。
定量分析は理論の実証に向いていますが、新しい理論を提案するには定性研究が必要だと言われます。