【養老孟司】歴史が証明。都会はひとりでに「壊れる」
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注目のコメント
戦争を経験し、82年間日本という国を体感し続けてきた養老先生はコロナ禍で何を思うのか。私は今回先生にお話を伺い、「生きる叡智」とはこのことだと深い感銘を受けました。
明るい未来が待ち受けているようには思えないこともありますが、私は日本という国が好きで、この国で子育てをし続けたいし、子ども達に少しでもいい未来が待っているといいなと思いながら暮らしています。
なので、「希望はどこに?」という質問に対して、先生が即座に答えてくださった一言には救われた気がしました。コメントにて、みなさんがどうお感じになったかも、聞かせていただけたら嬉しいです!都会は便利で、経済合理性がある。そのことは議論の余地はなく、だからこそ世界各地で都市化が進んでいるのでしょう。しかし養老先生は「都会はひとりでに壊れる」と話します。確かに古代からの歴史を紐解いていくと、都会の成れの果てはどうなったのか・・という事実が思い出されます。
腹落ちする部分が多かったです。
■中近東を見るとよくわかりますね。都市の廃墟の上に新たな都市が興るように、絶えず前の都市は滅びる
■ローマ帝国もそうでした。ローマ人自体が再生産できなくなって、いなくなっちゃった
以上のファクトを踏まえて「都会は人口の再生産ができない」とする記事。
確かに、東京の合計特殊出生率は今や1.15。まさに「再生産」できてません。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60029640V00C20A6L83000/
他方、下記の記事では「都市での貧富の格差が極大化→都市文明を民衆が支持できなくなった」としていました
https://newspicks.com/news/2143201
では東京はどうなのか。例えば生活保護世帯数でみると、
2005年:143,603世帯 → 2017年:232,949世帯
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kiban/chosa_tokei/nenpou/2017.files/29-7seikatsuhogo.pdf
人口を「再生産」できていない東京。格差拡大も一因でしょうか。