「モバイルPASMO」の実現までに13年もの歳月がかかった裏事情
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企画→収益や開発等シュミレーション→調整→開発→試験→実行
こういったプロセスにおける一つが重い、さらには既存端末をリプレイスを含めた開発はさらに重いと推測。
それでも完全なトップダウンがあれば進むだろうと思うと、そもそもモバイル化させることのメリットを決済機能としてのPASMO社ないし私鉄各社が実感しきれなかったのでしょう。
メリットあれば必ず旗振り役がやり切るであろうし。結局のところは交通系で「モバイル〇〇」をやるためには資金力が無ければできないということですね。交通系のカードを統合させるにもお金の問題を解決することが必要です。券売機・改札機・バックエンドシステム、さらにはそれらのメンテンナンスが必要ですが、モバイル〇〇を追加するとアプリとそのバックエンドシステムも追加され、その代わりに券売機と改札機のメンテナンス費用が減ります。(バスに導入する場合の端末なども同様です)
そのあたりの交通料金収集システムは公的な会社を設立して分割して、日本中のどこでも同じ交通料金収集体系を構築、各鉄道バス会社や交通系を扱うクレジットカードはその会社からAPIを利用するなり、料金を再配分してもらうようにする。こうすれば異なる会社間でも均一の料金体系を実現することができるでしょう。
まずは交通料金の支払いに現金を使わずに交通系カードでの支払いを促すため、交通料金に差をつけることは必要です。Suica圏内では実現しているようですが、もう少し大きできるといいですね。モバイルSuicaとモバイルPASMOが実現したものの、これ以上に拡大することが難しいならば、違うアプローチが必要です。長年待たれていたApple PayでのPASMOサービスがついに開始されましたが、なぜ「モバイルPASMO」の実現までに13年もの歳月がかかってしまったのか。決済ジャーナリストの鈴木淳也さんに解説していただきました。