[東京/シドニー 6日 ロイター] - ポンペオ米国務長官とペイン豪外相は6日、東京で会談し、域内における中国の「悪質な行動」に対する共通の懸念を巡って意見を交換した。

米国務省報道官が明らかにした。「クアッド」と呼ばれる日米印豪による4カ国外相会合に出席するため来日している。

報道官は「ポンペオ長官とペイン外相は、インド太平洋地域の平和と安全保障、繁栄の促進に向け、4カ国による議論の重要性を強調した。また、域内での中国の悪質な行動に対する共通の懸念についても協議した」と説明した。

一方、ペイン外相の声明では中国への言及は見られなかった。

同相はソーシャルメディアで「個人の人権であれ、市場に基づく経済であれ、偽情報への対抗であれ、われわれのサプライチェーンの耐性強化であれ、われわれの共通の価値観と利益はわれわれが自由で開かれた繁栄のインド太平洋というビジョンを共有していることを意味する」とした。

中国は自国の発展を抑える試みだとして、クアッドを非難している。

*内容を追加しました。