世界のSDGs達成度、日本は17位
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注目のコメント
評価指標が欧米偏重だという批判がないわけではないものの、この評価の元となるデータはそもそも日本が提供していることを考えると、日本の取り組み状況ををざっと理解するには役に立つレポートだと思います。
その際、一つ一つの評価項目を眺めながら日本の取り組み状況を理解するのも良いですが、まずは大体の傾向を掴むことを目的に上位5位と日本の評価を眺めてみるのも良いと思います。例えば、上位5位の国と日本の評価を比較してみると、日本は目標5や目標10への評価が相対的に低いことが分かります。女性の活躍や格差是正が進んでいないという評価です。格差問題については、日本は目標1(貧困をなくそう)の達成度が高いという評価だということを踏まえると、絶対的貧困はいないけど所得格差によって日本には相対的貧困はいるし、所得の格差によって機会の不平等が起きている可能性があると理解できます。
また目標10にはジェンダーにおける不平等の是正も含まれていますので、目標5の評価と付き合わせると、男女間での不平等や格差解消の問題は、欧米よりも遅れているという評価と理解できます。この場合の不平等や格差は、教育や賃金格差などのデータが使われています。安倍政権では女性活躍推進法が施行されるなど、日本はこれまで女性活躍や男女の格差是正に取り組んできた”はず”です。結果は十分に出ていないだけかもしれませんが、企業単位、地域社会単位での取り組み方を見直す必要もあるのだろうと思います。🤔📝
”日本は、目標4「質の高い教育」、目標9「産業と技術革新の基盤」、目標16「平和と公正」が達成を示すグリーン評価。一方、目標5「ジェンダー平等」、目標13「気候変動対策」、目標14「海の豊かさ」、目標15「陸の豊かさ」、目標17「パートナーシップ」は最低のレッド評価だった。また、目標10「人や国の不平等」は、状況が悪化していると評価された。”
”新型コロナは先進諸国の医療システムの脆弱性を浮き彫りにした。あらゆる国が目標3「健康と福祉」に関して、世界的な感染爆発に対する早期警戒とリスク管理体制を強化する必要があると指摘する。”教育と福祉が日本の課題なのは確かだなー。
ただドイツ企業の評価で我田引水な感ありあり。
そもそも上位が北欧+ドイツ&欧州勢というのが信用なりません。リスクを外国に移譲してるだけだったりしますし。