[パリ 1日 ロイター] - IHSマークイットが発表した9月の仏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.2と、前月の49.8から上昇し、好不況の分かれ目となる50を上回った。

速報値の50.9からやや上方修正された。

9月は生産と新規受注が増加。新型コロナウイルスの新規感染者が急増しているものの、信頼感がさらに上昇した。

IHSマークイットのエコノミスト、エリオット・カー氏は、感染者の増加が続き、新たな制限措置が導入されれば、良い流れが断ち切られる恐れがあると指摘。

「冬が近づいており、制限措置が再び強化されれば、製造業の多くの企業が前進を大きく妨げられる」と述べた。

同氏は「ロックダウン(都市封鎖)が再導入されれば、一部のメーカーは、ビジネスモデルの持続可能性を疑問視する可能性が高い。新型コロナの流行で、工場の生産能力が長期にわたって縮小する可能性がある」と指摘した。