[東京 1日 ロイター] - 東京証券取引所などが1日午前、システム障害で取引全面停止になった事態を受け、証券各社は対応に追われている。

大和証券は顧客に対し、「すでに受け付け済みの注文の取り扱いなどについては、情報更新次第連絡する」とコメントを発表。同社はロイターの取材に対し、注文の受け付けは可能なものの、「取引所が注文の取り消しや訂正を受け付けていない状況で、その旨を顧客に通知している」と回答した。

野村証券は「注文を受け付けているかどうかも含めて確認中」、SMBC日興証券は「対面の注文は今朝から止めており、再開の予定は検討中。非対面の注文は止めていない」とした。

みずほ証券は、各支店に顧客から問い合わせが来ているという。「顧客からの注文状況を含め確認中」とした。

東証では注文受け付けも行えず、立会外のTostNet取引も停止している。システム障害による全銘柄の取引停止は、2005年11月以来。

(梅川崇、新田裕貴)