特別支援学校に設置基準 深刻な教室不足、施設整備促す 中教審が中間まとめ
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共生社会を目指すのであれば、人数に合わせた特別支援学校の増加でなく、需要を満たす普通校を増加させることに注力すべきと考えます。
弊校は夜間定時制高校です。中には発達障害や知的障害を持つ生徒もいますが、いわゆる健常者とともに勉強し、就職などの進路を決めて卒業していきます。
ここ数年、現場で変化を感じていることとして、発達障害などの社会的認知が広まり、個性の一つとして「できることに着目」する方が増加していることがあります。
入学前の説明会で保護者の話しを聞くと、「我が子にはこんな特徴があります。どのような支援を受けながら学べるでしょうか?」のように前向きな目的を持ち、受検を決め、入学してくる家庭が、1学年に1割ほどあります。
弊校の特色や事情もありますが、メリットは周囲にも及びます。多様性、合理的配慮、公平性、強みと弱みの個性などを実体験しながら学べるのです。つまり、同質性でなく良い意味での異質性が身につきます。
特別支援という安全性の高い場所で学ぶことを否定する訳ではありませんし、学校施設増加のニーズがあれば推し進める必要はあると思います。
一方で将来的には、多様な人と共生する社会で生きる子どもたちには、肌感覚でグラデーションのある小さい実社会の経験を積んで欲しいとも思っています。そもそも普通学級ってなに?特別支援学級ってなに?名前なんてなくしちゃえばいいのに。システムも変えたらいい。
公立の小中も能力別、理解度別にクラス分けにするべき。1回説明して理解できる子もいるし、ゆっくりの説明ならわかる生徒もいる。真ん中に合わせているからダメ。今の学校の状況が異常だよ。掲載されていることはとても重要で,本気で取り組んでほしいと思う一方,全て実現するためには,明らかに予算と人材が不足してしまう.
これまでの日本は,教育にお金をかける発想がほぼなかったため,あらゆる部分を“我慢”と“犠牲”によって成り立ってきている.
国や地方自治体,そして何よりも社会全体が教育の当事者になり,「これって,ちゃんとやらないとまずいよな」と思える感覚を身につけることかと思う.
コロナによって,これまであまり出てこなかった様々な教育の問題が顕在化して,日本全体が考える機会が増えたことは良かったのかもしれない.