[ワシントン 24日 ロイター] - 米商務省が24日発表した8月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済)は、年率換算で前月比4.8%増の101万1000戸と、2006年9月以来約14年ぶりの高水準を付けた。新型コロナウイルス禍からの経済回復が鈍化傾向にある中でも、住宅市場が引き続き堅調であることが示された。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は1%減の89万5000戸だった。

7月の販売戸数は90万1000戸から96万5000戸に上方修正された。

8月は北東部で5%増。販売の大半を占める南部は13.4%増加した。しかし、西部では1.7%減少し、中西部は21.4%急減した。価格の中央値は前年比4.3%下落の31万2800ドルで、20万─49万9000ドルが中心だった。

8月の在庫は28万2000戸で、7月の29万1000戸から減少。8月の販売ペースに基づく在庫の消化期間3.3カ月と、前月の3.6カ月から縮小した。

*内容を追加しました。