[ブリュッセル 23日 ロイター] - 造船世界最大手の韓国・現代重工業<267250.KS>は、同業の大宇造船海洋<042660.KS>の買収を巡る懸念を解消するため、欧州連合(EU)の独占禁止当局と条件をめぐって協議している。関係筋がロイターに語った。

買収が実現すれば、市場シェア21%を占めることになる。背景には中国やシンガポールの競合企業の参入がある。

EU欧州委員会は2019年12月、現代重工業による買収によって船舶の価格が押し上げられ、貨物船建造市場における競争が低減する恐れがあるとし、本格的な調査に着手した。 欧州委はコメントを控えている。

現代重工業はにコメントに応じなかった。大宇造船海洋もコメントを控えている。