都構想否決なら…松井市長「政治家終了」 知事は絡めず
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松井市長の進退には興味ないのですが、大阪都構想については賛成多数という記事を読み、気になって色々調べたことがあります。で、結論は『少なくとも市民にとっては全くメリットはないということがわかった』です。
大阪都構想は『大阪市民の皆さんの税金は府がいただき、いい感じに府全体に再分配するからね。でも行政サービス関係は調整が大変だから分割された区に予算を残すから安心してね。それを使ってうまいことやってね』という構想です。つまり、大阪市民の税金の大半は事実上大阪府に吸い上げられるわけで、地方分権の多様な地域とは真逆をいく中央集権的な構想なのですよね。
『都構想』と聞くと東京都を想像する方がいるかもしれませんが、内情は全く違います。
東京都の区は23区あり東京都の人口の7割を占めているのです。7割の人口がいるから、残り3割の区外の住民を含めて再分配しても負担感は少ないなわけです。
しかし、大阪市民は大阪府全体人口の3割しかおらず、市民3割から得た税金を残り7割を含めた府民に再分配をしてあげることに賛成するなんて、なんて気前のよい市民がたくさんいるのだろうと感心してしまいました。
行政サービスの質低下はないことになっているようですが、そんなわけあるはずがなくて、都構想を推進する方々の出す資料を読むと、びっくりするくらい数字がコロコロ変わっています。
そんなわけで、私がみた限りでは数字の上でも仕組みの上でも市民にメリットは見つけることはできず、むしろ、移行に係る費用負担が大変そうな印象しかありませんでした。
唯一メリットがあるのは市民ではなく推進派の党ですね。
なぜなら、都構想という名目で既存利権をリセットし、新たな利権チャンスを都構想推進の党や団体が持てるからです。日本記者クラブで行われた吉村知事と松井市長の会見動画はこちら。
https://youtu.be/f7CdVGCCSAQ
この会見で伝えるべき内容は、松井さんや吉村さんの住民投票結果による進退では無いことは間違いないと確信しております。