[グアテマラ市 18日 ロイター] - グアテマラのジャマテイ大統領は18日、新型コロナウイルス検査を受け、陽性反応が出たと発表した。グアテマラでは新型コロナの感染拡大を抑制するために数カ月前に課した厳格な渡航規制を解除している。

また、グアテマラ政府は文化相も新型コロナ検査で陽性反応が出たと発表した。

中南米の首脳で新型コロナに感染するのは、ブラジルのボルソナロ大統領、ホンジュラスのエルナンデス大統領、ボリビアのアニェス暫定大統領に続き4人目。

ジャマテイ大統領の症状は身体の痛みと乾いた咳で、肺の合併症を避けるために吸入器を使用。世界保健機関(WHO)によると、ジャマテイ大統領は英国で新型コロナ重症患者に効果があることが示されたステロイド系抗炎症薬「デキサメタゾン」を服用しているという。

また、ジャマテイ大統領は閣僚全員に新型コロナ検査を受けるよう要請。当面は自身を含む閣僚全員がオンラインで業務を行うとした。

グアテマラの新型コロナ感染者は累計で8万4344人、死者は3076人。