スペインのテレフォニカ、楽天とオープン５Ｇネットワークを共同開発へ
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おもしろい動きですね。楽天が通信キャリア事業に重点を置き、NECなどと5G基地局の新しい形を推進する中で、日本だけでなく、世界に広げていく一つのステップ。まだ覚書レベルですが、ファーウェイ、ノキア、エリクソンなどの牙城をどこまで崩せるか。少しでも崩せたらすごい。
テレフォニカは、スペインのNTTのような大企業。一方、楽天は、FCバルセロナのユニフォームスポンサーでもあり、バルセロナで毎年行われる世界最大のモバイル見本市「WMC」にも参加してきた。その「パイプ」が一つ実を結んだ形でしょう。今月中に楽天が5Gサービスを開始するということも注目ですね。
とはいえ、まだまだ5Gは種まきの状態なので、ビジネスとしての収益化＝芽が出るには数年は時間がかかると思います。
それまでに、初期投資額を抑えたインフラ構築が出来るかどうか、という点で今回の提携は注目ですね。楽天は当初計画の中でも、ハードではなく仮想化技術でネットワークを制御することで基地局の投資コストダウンを図るとしていましたが、ネットワーク屋さんの間でも「難易度がかなり高い」とされている技術です。
この提携で、開発が加速することを期待したいですね。
