[16日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド所長は16日、「2021年第2・四半期終盤もしくは第3・四半期」に、米国内で新型コロナウイルスワクチンの幅広い配布が可能になるとの見通しを示した。

レッドフィールド所長は上院歳出小委員会に対し、今年11月もしくは12月にコロナワクチンの用意が整う可能性があるとしつつも、第1段階の供給量が限定的となることを踏まえ、感染リスクが最も高い人の接種が優先される可能性があると語った。

所長は「規制当局の承認から24時間以内にワクチンを配布できる態勢を整えたい」と述べた上で、「免疫を獲得するために十分な人数がワクチンを接種できるまでには6─9カ月かかると考える」とした。

また、厚生省の高官は同小委員会に対し、コロナ検査能力を増強しており、月内に1日当たりの検査数が300万件、10月までに月間の検査数が最大1億3500万件に到達する可能性があると述べた。