[ベルリン 14日 ロイター] - ドイツ経済省は14日に公表した月報で、年内の国内経済は新型コロナウイルス危機からの回復が続く見込みで、第3・四半期には力強く成長する公算が大きいとする一方、危機前の水準には2022年までおそらく戻らないだろうとする見方を示した。

月報では、リセッション(景気後退)は第2・四半期に底打ちし、5月以降のロックダウン(都市封鎖)措置緩和が工業部門および一部サービス部門の急速な回復につながったと指摘。「ドイツ経済は一段と緩やかなペースではあるものの、引き続き上向いている」とした。

輸出については危機前の水準からは依然として程遠いと指摘。工業生産は危機前水準の約9割に戻っており、引き続き回復しているとする一方、回復の勢いは幾分衰えているとした。