ベーシックインカム導入も立ち往生、審査待ちに数か月 スペイン
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スペインのは、正確にはUBIではなく、GMIですね。guaranteed minimum income、最低所得保障。従って証明が必要な部分は、収入が低いという事で、生活保護との違いは、仕事をしていても貰えるという事です。アメリカで試験が行われているは、大体がGMIです。UBIの試験はまだないかも知れません。
問題はやはりアドミです。それから詐欺でしょうね。仕事も現金で支払って貰っていたらわからないですし、このような審査も無駄だと思います。そのためUBIにしないと成功しないと思います。金持ち(例えば収入3千万以上)には現金を渡さず税金で調整すればよいので、本当に必要な家庭に現金を渡す方法はあります。
【追記】プロが財源のコメントをされていますが、日本は年金がやたらに貯蓄になっていないでしょうか。無駄な貯蓄をもっとお金を必要としている若い家族の消費に回す方法はないでしょうか。少子化の根本的な問題です、ポピュリズムではなく。それと、どちらにしてもテクノロジーによる人件費デフレ圧力で、食べていけなくなる人が増えていきます。例えばトラックは自動運転で、デリバリーもドローンです。経済学者はいつまでも古い理論に拘る事なく、庶民のための新しい理論を考えて貰いたいと思います。支給条件が複雑な各種社会保障を廃して行政の手間を省略し、それらを財源に、個々人の事情を考慮せず、全ての人に最低限の生活費を支給することにベーシックインカムの本来的な意味の一つがあると承知しています。実際に導入すれば、手厚い社会保障の恩恵を既に受けている人にはそれなりの痛みが走るでしょうし、それだけでは財源が足りないのが多分普通です。それを無視して導入を大々的に喧伝するのは一種のポピュリズム。
3,800億円の財源で世帯当たりの所得保障上限の月1015ユーロ(約13万円)を一年間配るとしたら、支えることが出来るのは24万世帯です。内訳は分からないけれど75万件の申請があった時点で制度は破綻しているし、申請に基づいて、しかも既に社会保障を受けている人を主体に支給するならベーシックインカムとは言えません。スペインは訪れるに楽しい国だけど、なんだかぁ (^^;