米同時多発攻撃から19年、コロナ禍の中NYなどで追悼式典
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日本人の犠牲者は24人です。かつてマンハッタンから対岸に渡ったニュージャージー州のある町に住んでいましたが、町の図書館の入り口に、住民だった犠牲者の名を刻んだ追悼碑がありました。そこに、ある日本人銀行員の方のお名前がありました。その町からはきっと急行バスにのって、そのあと地下鉄に乗り換えて通勤されていたのだろう…異国で働く同じ駐在員として、思いを寄せたことを思い出しました。
アメリカでの最初の仕事は『ユナイテッド93』という映画のプレミア上映の取材でした。同時多発テロでハイジャックされた4機のうち、唯一建物に激突せずピッツバーグ郊外に墜落した航空機です。操縦するテロリストがいるコクピットに乗客たちが突入し、ホワイトハウスを狙ったとされたテロを防ぎました。そうした経緯が再現ドラマとして克明に描かれた作品でした。この中には当時、早稲田大学の学生だった方が搭乗されていて、映画にも一瞬ですがその設定の男性が登場します。
映画は乗客がコクピットへ突入したシーンで終わりますが、終演後の映画館は、招待された遺族の嗚咽しか聞こえず、衝撃でしばらく立ち上がれなかったことを覚えています。
9・11の追悼式典には日本人のご遺族も何度か参加されていました。しかし今年はコロナの影響ですべての犠牲者の読み上げが初めてなくなりました。19年が経ちました。憎しみの連鎖がこれほどまでの犠牲を生んだ、その歴史を忘れてななりません。もう19年になるのですね。
当時はアメリカと日本を頻繁に行き来していました。
たまたま、アメリカ出張の日程が延びて、懇意にしていた先輩公認会計士の方と会食して帰宅して、NHKニュースを点けたら、崩壊する貿易センタービルが映り、バッグを床に落としたのを今でも良く覚えています。
あの後、たくさんの世界を揺るがす事件が起きていますが、9.11ほど衝撃を受けた事件はありません。
月日は流れて、もう歴史の1ページなのかなぁ…