【DX塾:製造業】日本に年収1億円の「ファクトリーデザイナー」が生まれる日
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めも
日本の完璧主義の罠
小野塚氏:日本人はマキシマイゼーション・ミニマイゼーションが大好きです。生産性は最大化したいし、誤出荷や欠品はゼロにしたい。欧米では、荷物が届かないとか、壊れているなど、日常的に起こります。
サービスの品質を向上していこうとするのは、日本の誇るべき文化です。しかし、誤出荷をゼロにしようとすれば、何度もチェックするしかない。欠品をゼロにするためには在庫をたくさん抱えるしかない。そうすると物流コストは割高になります。
それに対して、欧米の考え方はオプティマイゼーション。欠品率が1%あってもそれで在庫が減るならば全体の利益は上がる。そういった全体最適化のために割り切る文化です。
オプティマイゼーションの思想はDXを推進しやすくします。何かのミスを本気でゼロにしようとすると、結局最後は人の目で確認しなければならない。もしロボットだと0.1%のミスが起こるという場合、日本人はそれを許容できません。この記事の中にも出てくるデジタルツインは非常に重要なDX化だと思います。リアル工場と同じものをバーチャル空間にも作り、配置やそれによる作業時間のシミュレーションができるので、ソフトウェア業界のように、小コストでトライアンドエラーをし、その中から筋の良い仕組みを生み出しやすくなります。
第四次産業革命を国策として進めるドイツのシーメンスがこの分野では先行しており、シーメンスの友人から聞いた話だと、デジタルツインの工場では、その作業員の疲労度や腰痛度までシミュレーションできるそうですw
また、記事の中に出てくるサプライチェーンの話は、下記の動画でも解説していますので気になる方は、チェックしてみて下さいm(_ _)m
【DX編】進化系バリューチェーン分析による問題発見と問題解決の手法を解説
https://youtu.be/GxxvZKQBCgk
................記事でもありましたが、
日本の製造業は、新しいことにチャレンジすることができなくなってしまっているのが今の日本の製造業の課題だと思いました。
DXのような新しいチャレンジに二の足を踏んでしまうのが現状です。
世界と比較しても製造業が匠である日本は、
今まさにDXの転換期かもしれませんね。