[東京 11日 ロイター] - 麻生太郎財務相は11日の閣議後会見で、消費税増税について「歳出歳入改革を引き続きやっていかなければいけない。ひとつのやり方であるのは間違いない」と述べ、将来的な増税に含みを持たせた。菅義偉官房長官が10日の民放番組で消費税増税の必要性に言及したことへの見解を問われ、答えた。

菅氏の発言については「よく聞いていない」とした。そのうえで「少なくとも新型コロナ対応で事業規模230兆円の予算を組み、(財政状況が)いろんなかたちで極めて厳しい状況になってきているのは事実」との認識を示し、こうした現状を「官房長官としてよく分かっておられると思う」と指摘した。

(山口貴也 編集:内田慎一)