[東京 10日 ロイター] - ソニー<6758.T>は10日、環境技術に特化したベンチャー企業を対象としたコーポレートベンチャーキャピタルを創設すると発表した。ESG(環境・社会・ガバナンス)の取り組みとして10億円規模で始め、10年程度で相応のリターンを得ることを目指す。

社内外で、環境課題の解決につながる技術と、それを保有するベンチャー企業の事業化を支援する。神戸司郎専務はオンライン会見で、3─5年で10億円分の投資を完了するとし「将来的にはさらなる展開も検討する」と述べた。

1号案件は生物多様性の保全や持続可能な農業への貢献が見込まれるという「協生農法」の分野で「年末から来年早々には立ち上げたい」(神戸氏)としている。

(平田紀之)